【アーキタイプ考察】秘術(コンシード)ウィッチ
超越とドロシーに隠れた名アーキタイプであり、構築力とプレイングの双方が求められる熟練者向けデッキ、秘術ウィッチ。
管理人も度々お世話になっている秘術について、今回はじっくりと触れようと思う。
実は私、RRRは大のコントロール好きなので、日頃かなりお世話になっている。
人によって本当に構築が様々であり、土の印と秘術のバランスやフィニッシャーを何にするか、などなどデッキを組む段階でプレイヤーの力量が問われる。
さて、では構築をいくつか見ていこう。
・「構築編」
秘術ウィッチは「太陽の巫女・パメラ」を採用するのとしないのとでデッキの方向性ががらりと変わる。今回はコンシードタイプに方向性を絞って、その魅力お伝えしようと思う。
コンシードとは、MTG(※)のサレンダー(敗北宣言)のこと。
そして、コンシードウィッチとは相手のリソースを全て出させた上でそれを完封しリソースを切れさせたところをビートダウンして勝つというデッキのことを言う。
※マジック・ザ・ギャザリング。世界初のTCGでありプロプレイヤーなども多数存在する歴史あるカードゲーム。
さて、前置きが長くなってしまったが構築レシピを紹介しよう。
カードの種類が多いので分割になることを許して欲しい。
これが、管理人オリジナルの秘術ウィッチである。
1枚1枚の投入理由を話し出すと論文みたいになるので割愛するが、超越以外とはちゃんとゲームが出来る構築になっている。
master帯での最大連勝数は11。最近はアグロが少し減少傾向にあるので(2017/2/2現在)、ミッドレンジに強いこのデッキを握る意味は十二分にある。
・「土の印と秘術のバランス」
秘術を構築する際によく話に上がってくるのが、土の印と秘術のバランスである。ある時は盤面が土だらけになり、またある時は印が枯渇し、カードの力を存分に引き出せなくなるなんてことは「秘術ウィッチ」にはよくある話だ。
ちなみに、上記の私のデッキは…
土の印:秘術=13:15の割合になっている。
世間一般的にはもう少し印が減ってるのがメジャーかもしれない。master帯で秘術ウィッチ一筋の知り合いがいるのだが、彼曰く…
土の印:秘術=1:2でも問題なく回るよ、なんて言っているので本当に人それぞれだ。確かに秘術の枚数を全体的に抑えて、除去ビートダウンのような形をとると実はこの比率でも全然回る。
これは「秘術ウィッチ」をアグロ、ミッドレンジ、コントロール、コンボのどれに寄せて組むのかというところや、プレイングやその他カードの噛み合いが密接に絡んでくるため一概には言えない。
需要があれば、この比率をさらに分析した記事を知り合いがノートにまとめてるので公開したいと思う。
・「プレイング編」
印を展開し、除去を行いながら受けに徹する。一言でまとめるならコンシードタイプの「秘術ウィッチ」はこれに尽きる。
相手の息が切れるまで受け続け、足が遅くなってきたところにドロシーでのリソース差での押し切りや、サタンでの制圧、ビートダウンでの圧殺などリーサル手段は多岐に渡る。故に状況判断が難しく、シャドバの中で一番プレイングが出るデッキだと思っている。
秘術のプレイングは文章だけでは限界があるので、これも需要があれば解説をつけて動画などを撮ろうかなとも思っている。
・「対策」
まず、超越ウィッチには99%勝てない。
これまでの記事でも散々書いてきたが、超越は遅いデッキにとことん強いためこのデッキは相性が悪い。
それと、実はサタンも厳しい。これはスタンダード期でよく囁かれていたのだが、サタンはコントロールタイプのデッキに極端に強い。ロングゲームになったとき、1枚1枚のカードパワーの差が一気に勝敗を決めてしまうことになるのだ。
バハムートも、土の印ごと処理してしまうため秘術側が息切れを起こす原因になりやすい。バハムートが入っていそうなアーキタイプと遭遇した場合は盤面に出す印の数を吟味しよう。
構築やプレイングは難しいが、その分他のデッキでは味わえない奥の深さがあり底力のあるデッキでもある。是非使いこなしてみて欲しい!
追記:構築への質問などありましたら、Twitterにて対応致しますのでお気軽にどうぞ!